だいぶ昔に原作は読了していたが、既に内容はうろ覚え。映画化されていたのを知り、改めて視聴。
【ネタばれです。】
冒頭のシーンのインパクト
原作読んだときは、冒頭の路線バスが爆破されるシーンがいちばん印象深かった。爆発物仕掛けられて声の出せない被害者、爆発するバス、理不尽にも被害に遭った子供たち、がひじょうに鮮烈で辛くやるせない感じがして。映画版でも、爆発物仕掛けられた被害者が怯えながらバスに乗り込む姿、バスが爆発するときの閃光、そして黒焦げになった子供たち、……映像化するとより不気味で可哀そうで辛そうで、でも鮮烈な印象を残す。本作は総じて爆発シーンがよいと思った。茶屋が鈴木一郎を捕まえるときの爆発もいい。
ラストシーン
しかし、後半になるにつれて原作読んだ時の記憶も薄れていったので、初見のようにストーリーを楽しむことができた。しかも、原作とかなり話変えてきてる気がする。原作はサスペンス多めだった気がするが、本作はアクション多めかな。そしてラストシーン。救いがないのですが、本作にふさわしい終わり方だと思った。鷲谷が生きて償い続けないといけないってあれほど言ってたのに、結局更生してなかったとは……。